複利の力を活用した長期運用

資産形成に定期積立を取り入れる

複利の力を活用した長期運用

複利とは雪だるま式とも言われます。消費者金融で借金をした人が首が回らなくなるのは、借りた金額に対して複利で利息がかかっているからです。複利がマイナスに働くと恐ろしいものですが、もしプラスの方向に働かせることができたらいかがでしょうか?あなたの資産は雪だるま式に増えていくことになります。

消費者金融でお金を借りるとこうなる

読者の中に消費者金融でお金を借りたことがある方がいらっしゃるかどうかはさておき、消費者金融でお金を借りるとどのような状況になるのかご紹介したいと思います。一見、資産形成とは関係のなさそうな話に思えるかもしれませんが、複利により借金が膨大になっていく過程は参考になることでしょう。

まず、消費者金融でお金を借りたとしても、毎月の返済をしっかりとしていれば単利や複利を意識せずとも大丈夫です。月々の返済には利息分も入っていますので、借金は着実に減っていきます。

問題なのは、返済が滞ったときです。返済が滞ると、通常の金利ではなく遅延金利というより高い金利に変わります。その段階でさらに返済が滞ると、支払うことのできなかった利息が残金に組み入れられます。次には、この残金に対して利息がかかってきます。消費者金融でお金を借りて返済が滞った場合の借金の増え方はまさに雪だるま式なのです。

複利を活用することによる資産の増え方

複利の力をマイナスではなくプラスに活用することで資産を大きく増やすことが可能です。

改めて、金利には「単利」と「複利」があり、単利の場合は「元本だけ」に、複利の場合は「元本+金利」に、金利が適用されます。例えば、元本100万円、金利10%で考えてみましょう。

  • 単利では…元本100万円が1年で110万円、2年で120万円
  • 複利では…元本100万円が1年で110万円、2年で121万円

たった1年や2年ではほとんど違いはありません。では、もう少し年数が経てばどうなるでしょう?こちらは22年後です。ずいぶんと大きな差になってきたことがわかるかと思います。

  • 単利では…元本100万円が220万円増えて320万円
  • 複利では…元本100万円が7.2年ごとに倍(※)になるので約800万円

※72の法則を適用しています。72の法則とは、元本を2倍にする場合のおおよその年数や金利が簡単に求められるという法則です。金利(%)×年数(年)=72。

あなたの資産形成に複利運用を取り入れる

複利で長期投資

ここまででご説明した話は単利と複利の違いであり、これに積立投資の考え方を取り入れてみます。

もしこれから積立投資を始めるとしたらいくらから始めますか?積立投資の世界標準利回りである6~9%で毎月3万円を積み立てる場合を例として挙げます。

図に示した通り、毎月3万円の積立を35年間行うとしたら元金は1260万円ほどです。ですが、運用をすることで35年後の積立額は大きく変わります。仮に複利6%の金融商品で運用することができれば、老後に足りないと言われている5000万円を目指すことができます。複利9%で運用することができれば、1億円突破も夢ではありません。

単純化のために、運用にかかる手数料や税金についてはここでは考慮していませんが、複利の力を活用した資産の増え方のイメージはこのような感じです。もちろん、毎月の積立額を3万円ではなく5万円や10万円にすればかなりの資産を築くことができるでしょう。

実例、複利運用を取り入れた友人より

毎月3万円も厳しいという方でも意外とできるものです。私の友人にもこの方法を数年前に紹介し、実際に取り入れてくれた方がいます。先日、その方と久しぶりに会って話していたときにこう言われました。

「当初は収入もそれほど多いわけでもなく毎月3万円も積立に回せないと思っていた。だけど、実際に積立運用を始めてみると、積立に回す3万円は給料が入ってすぐに引かれるために、最初からないものと考えられる。残ったお金で生活しようとするので数年経った今でも積立は問題なく続けられている。積立投資を始めていてよかった、ありがとう。」

すでにご紹介したパーキンソンの法則に上手く対処できているかと思います。今ではこの友人は家族や周りの人にも積立投資を勧めているそうです。

(補足)複利の6%は単利の9%を超える

複利運用を取り入れることで資産を大きく増やすことがわかっていただけたかと思います。それと同時に、先ほどの表で示した複利6%と単利9%の資産の額をご覧ください。20年後にはほぼ同じ資産額になっていることがお分かりいただけるかと思います。ですが、金利6%と金利9%の金融商品は受け入れるリスクに差があります。単利で9%のリスクを取って運用するくらいであれば、それよりもリスクの小さい複利の6%で運用することをお勧めします。

複利運用のまとめ

複利運用の話をしてもたまにそんな上手くいくはずがないとおっしゃる方もいます。毎月3万円を35年間、普通に貯金していたら1260万円ほどにしかならないのが、同じ期間運用することで1億を目指せるというのは確かにピンと来ないのかもしれません。(毎月5万円だと1億は余裕で超えます。)しかし、複利に関しては運用どうこうを抜きにしても原理として雪だるま式に数字が増えていくのです。かの天才物理学者アインシュタインもこのような言葉を残しています。

「The most powerful force in the universe is compound interest.」
宇宙でもっとも偉大な力それは…複利の効果だ

複利の効果は絶大です。あなたの資産が複利で増えていくことを想像してみてください。

この記事を書いた人:
資産形成コンサルタント 岡竜一

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